グレー 風俗

限りなく黒に近いグレー

時代とともに風俗も進化している。
昔はなかった業種もたくさんある。

 

デリヘルやホテヘルは店舗型のヘルスから派生したもので、今やデリヘルは日本で一番店舗数が多い業種になっている。
オナクラはそれよりも新しい。
俺がこの業界に飛び込んだころにはオナクラはまだなかった。

 

このあたりはいわゆる『風俗店』だ。
性的サービスをしている。

 

『風俗店』なら必ず備えていないといけない書類がある。
それが届出確認書だ。
風営法に適合した店だと確認されると交付される。
デリヘルやオナクラ店などは、当然届出確認書があるはずだ。

 

そしてオナクラ以降もどんどん新しいものが生まれている。
JKリフレもその一つだ。
『女子高生の格好』をした風俗嬢が性的サービスをするのは風俗店なので、届出確認書があれば一応問題はない。
女子高生の格好をしているだけだ。
実際の高校生は働けない。
高校生が働いていれば違法となる。
経営者は逮捕、店はつぶれることになる。

 

問題になるのは、うちでは性的サービスをしていないと言い張る店だ。
それだと風俗店ではない。
届出確認書も必要ない。
高校生も働ける。

 

これが本当ならOKだが、実際に性的サービスが行われていないのかどうかを認定するのはなかなか難しい。
このように風俗店とは言えない『グレー』の業種もいくつかある。

 

こんな『グレー』の店が、風俗求人サイトに掲載したいと言ってくる。
風俗ではないと謳っているのに、『風俗』求人サイトで募集したいと言っている矛盾を彼らは説明してくれない。

 

俺は納得いかないまま、サイトに問い合わせる。
「風俗店ではない“○○(業種名)”なんですが掲載できますか?届出確認書はありませんけど・・・。」
「・・・」
向こうは黙る。
当然だ。
そんな怪しい、トラブルになりそうな店をわざわざ載せたがるサイトもないだろう。

 

だが、いくらか粘ってみる。
自分でも納得のいっていない理由を相手に言ってみる。
反応は鈍い。

 

回答を保留されたあと、掲載不可との連絡が社のほうにあった。
ま、そうだよな。
わかっていたことだった。
店に連絡する。

 

店もあっさり引き下がった。
いくつものサイトで断られているそうだ。
どこかないかと探しているらしい。

 

そんなことするくらいなら、風俗店としてやったほうが楽だと思うんだが・・・
なにかあって逮捕されるのは自分自身なんだぞ?

 

最近この手の店が増えている。
HPで風俗店と謳っていなくても、そっち目的の客が結構くるらしい。
結局中身は風俗店と変わらない。

 

“それでもうちは風俗店じゃないです!“

 

警察が納得してくれるんだろうか?